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チェコのキュビスム建築とデザイン

チェコのキュビスム建築とデザイン1911-1925
銀座のINAXギャラリーで5月23日までの展示をぎりぎりで見に行けた。
チェコにはキュビスム建築なる様式がある。しかもチェコにしかないらしい。
絵画におけるキュビスムは、ピカソやブラックに代表される、複数の視点から描いた各パーツを二次元に構成した様式だが、それは、チェコにおいては建築や工芸品にまで影響を与えた。
斜めの線や面を使って、結晶のように幾何学的な装飾で飾られた立体的な建築物。
鈴木豊氏の写真で、チェコキュビスムの代表的な建築家ヨゼフ・ホホル、ヨゼフ・ゴチャール、パヴェル・ヤナークの三人の建築が紹介されていた。
1911年にパヴェル・ヤナークが「多角柱と多角錐」という論文で事実上のキュビスム建築宣言を行ってから10年あまりの間に、プラハを中心に、どこか近未来を思わせる建築物が次々と出現したのだ。
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ちなみにこれがゴチャールの「ブラックマドンナ」(2007年のプラハにて)
立体を強調して、多面体の結晶のようなかたち。
黒いマリア像が設置されているこの建物は、現在キュビスム美術館になっている。

プラハは街が建築博物館といわれるほど各時代の様式が共存している都市だけれど、各様式の建物が木の年輪のように時代ごとに外へ外へと広がって残っているんだそうだ。
中世の街並がのこる中心部からゴシック、バロック、アールヌーボー、、、、
キュビスムは、観光地からは少し離れた住宅街に多い。
そして、立体を積み重ねたような初期のキュビスムだったが、チェコスロバキアが1918年にオーストリアハンガリー帝国から独立してからは、円形や半円を用いた民族的な「ロンド・キュビスム」に変化していき、結局チェコのみでの展開に終わった。
そのボヘミアンガラスのようなきっちりさと美しさ、手すりや窓枠の遊びのような幾何学的な装飾がクローズアップされている。
歴史ある街における、新しい試みと伝統との共存。
それはどこの時代のどの場所にも常にかかわってくることでもあるのだ。
今度プラハ行ったらもっとちゃんと見ておこうっと。
(chori)
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by trifle-blog | 2009-05-23 02:00 | びじゅつ

GW1

連休中、トラ社で行ったものあれこれ。おんがく編。

●ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン(東京国際フォーラム)

今年のテーマは「バッハとヨーロッパ」。
1.小曽根真(ピアノ)と中川英二郎(トロンボーン)の即興演奏と、
2.テレム・カルテットの編曲特集をはしご。

1.小曽根さんは、かねてより聴きたかった人。
いつの間にかバッハがジャズになってる!
『千と千尋~』のメロディになってたり、サービス精神旺盛。
曲は「G線上のアリア」ほか。
最後の一音まで、「この時間が終わらなければいいのに」と思わせるような演奏でした。
きれいで、ウィットに富んでいて、やさしい音。

2.急遽当日券で見にいったテレムは、いかにもお祭りという感じ。
ロシア民族楽器の4人組。
曲は「バッハの冗談」ほか(ざっくりだな)。
バラライカという楽器、はじめて見ました。
黒光りしていて、1メートルもある三角形のギターみたいな弦楽器。
(パフィの歌に出てくるやつ)
ホール大きかったような気がするけれど、職人という感じで楽しく。
ロシア人?の通訳の青年が、すごくラフな訳をしていて笑えました。

国際フォーラムはたくさんの人でにぎわっており、
choriちゃんはおみやげにイジー・ボルトバ氏の描いた、某作曲家の某曲をイメージしたポストカードを購入。
屋台も出ていて、個人的には横手やきそばが気になりつつ、
次の目的地へと向かったのでした。

(hiyo)
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by trifle-blog | 2009-05-18 23:22 | おんがく